IZENiKAM(イゼニカム)

2020-02-11


  • (イゼニカム)
  • ステージ:完結
  • カテゴリー:ボイスドラマ
  • 連載開始日:2019年7月6日
  • 完結日:2022年8月16日
  • ジャンル:ハイファンタジー
  • 対象年齢:全年齢
  • タグ:歯車/遺跡/飛行船/ハイファンタジー/スチームパンク
今からおよそ300年前。世界は一度滅亡した。生き残った人類は、浮遊する力を持つ「フェアリア」という鉱石を原動力にゼンマイ仕掛けの島を作り、空に浮べたと言われている。それが、この世界「ギノス」大小さまざまに浮かぶ島々で、人々は第二の楽園を築いていた。
はずだった。あの日、世界を根底から揺るがす大事件が起きるまでは―――




登場人物

◆ディミトリ(CV:鶴見鉄塔)
やる気のない探偵。勘がよく、煙草を吸う、あまり多くを語らない「黙ってちゃわからんでしょう。わざわざ、探偵である俺を呼び出しておいて、何もないってことはないんだろ?」

◆ピアゴ(CV:斎藤壱)
明るい保安官。ドジだが素直で憎めない性格「お初にお目にかかります、わたくしが同行させていただきますピアゴと申します」

◆ゼノ(CV:本野詩織)
白鯨号に乗り合わせた少年「可愛いね。キミのご主人様はどうしたの?」

◆ボルボラ(CV:七瀬碇ゐ)
賞金稼ぎ「お目にかかれて至極恭悦、ボルボラとは俺様のことだ」

◆ミリヤ(CV:絃)
家出してきたポナカルア王女「何を言っても無駄よ。私、決めたの。家を出るわ」

◆マリッソ(CV:辻すえこ)
ミリヤの護衛、国一番の女剣士「姫様、こんなことが国王様に知られでもしたら・・・」

◆シファラ(CV:真城うさ)
フェアリア使いの少女。猫の「りー」と共に旅をしている「もう、リーったらどこへ行っちゃったのかしら」

◆カフィ(CV:雛瀬智美)
空賊カンタレラの頭領、狙ったものはすべて奪う女盗賊。空賊女帝「ふふふ、いい子ね。さあ、おまえたち。狩りの時間だよ」

◆バロッサ(CV:レオポン)
カフィの部下「カフィ様ぁ!こっちですこっち」

◆ラパラ(CV:三咲 幸)
詳細秘密「目が覚めたネ、もう安心」

◆オクスト(CV:長橋桜介)
中央政府の最高権力者「なんだ、誰かそこにいるのか?」

◆白鯨号の乗務員(CV:琴華)
「まだご搭乗されていない方はお急ぎください」

◆子猫(CV:市花)
◆カンタレラ乗組員(CV:日野あらし)

その他

◆作曲:佐倉織絵 曲名『イゼニカム』
◆制作・脚本・監督:皐月うしこ

各タイトル

scene01
「盗まれた秘宝」
《cast》ゼノ(本野詩織)/オクスト(長橋桜介)《insert song》秋山裕和「謀略の間」
scene02
「王女の家出」
《cast》ミリヤ(絃)/マリッソ(辻すえこ)《insert song》甘茶の音楽工房「カスミソウ」
scene03
「雇われの探偵」
《cast》ディミトリ(鶴見鉄塔)/オクスト(長橋桜介)《insert song》甘茶の音楽工房「小さな足あと」
scene04
「物語の始まり」
《cast》ディミトリ(鶴見鉄塔)/ピアゴ(斎藤壱)/ゼノ(本野詩織)/シファラ(真城うさ)/子猫(市花)/乗務員(琴華)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「お出かけ日和」「小序曲」
scene05
「迷い猫リー」
《cast》子猫(市花)/ゼノ(本野詩織)/シファラ(真城うさ)/バロッサ(レオポン)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「楽園の午後」
scene06
「ポナカルアの港」
《cast》ディミトリ(鶴見鉄塔)/ピアゴ(斎藤壱)/ミリヤ(絃)/マリッソ(辻すえこ)/乗務員(琴華)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》》甘茶の音楽工房「お出かけ日和」
scene07
「カンタレラ襲来」
《cast》カフィ(雛瀬智美)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/ピアゴ(斎藤壱)/ミリヤ(絃)/マリッソ(辻すえこ)/シファラ(真城うさ)/ゼノ(本野詩織)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「龍の舞」
scene08
「空賊」
《cast》ゼノ(本野詩織)/シファラ(真城うさ)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ミリヤ(絃)/マリッソ(辻すえこ)《insert song》甘茶の音楽工房「龍の舞」「砂嵐」
scene09
「モンスターバード」
《cast》バロッサ(レオポン)/シファラ(真城うさ)/カフィ(雛瀬智美)/ゼノ(本野詩織)/子猫(市花)《insert song》甘茶の音楽工房「砂嵐」
scene10
「賞金稼ぎボルボラ」
《cast》マリッソ(辻すえこ)/ミリヤ(絃)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/ピアゴ(斎藤壱)/シファラ(真城うさ)/カフィ(雛瀬智美)/ゼノ(本野詩織)/子猫(市花)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)《insert song》秋山裕和「靄中の刺客」
scene11
「不穏と共鳴」
《cast》カフィ(雛瀬智美)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/シファラ(真城うさ)《insert song》秋山裕和「靄中の刺客」
scene12
「不時着の森」
《cast》カフィ(雛瀬智美)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/シファラ(真城うさ)《insert song》甘茶の音楽工房「月夜のフクロウ」
scene13
「乗り合わせた者」
《cast》ディミトリ(鶴見鉄塔)/ミリヤ(絃)/ピアゴ(斎藤壱)/ゼノ(本野詩織)/シファラ(真城うさ)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/マリッソ(辻すえこ)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ラパラ(三咲 幸)/子猫(市花)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「月夜のフクロウ」
scene14
「フェア・アース」
《cast》ディミトリ(鶴見鉄塔)/ミリヤ(絃)/ピアゴ(斎藤壱)/ゼノ(本野詩織)/シファラ(真城うさ)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/マリッソ(辻すえこ)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ラパラ(三咲 幸)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「Flame of Fate」
scene15
「古の魔石」
《cast》ミリヤ(絃)/ピアゴ(斎藤壱)/シファラ(真城うさ)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/マリッソ(辻すえこ)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ラパラ(三咲 幸)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「Flame of Fate」甘茶の音楽工房「龍の舞」
scene16
「神殿ネドニス」
《cast》バロッサ(レオポン)/ピアゴ(斎藤壱)/ゼノ(本野詩織)/ディミトリ(鶴見鉄塔))/カフィ(雛瀬智美)/ラパラ(三咲 幸)/ミリヤ(絃)/マリッソ(辻すえこ)/シファラ(真城うさ)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「アントワネットの庭」
scene17
「鍵の行方」
《cast》シファラ(真城うさ)/ラパラ(三咲 幸)/マリッソ(辻すえこ)/ピアゴ(斎藤壱)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ディミトリ(鶴見鉄塔)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「孤独を映す鏡」甘茶の音楽工房「月と私」
scene18
「知られざる歴史」
《cast》ゼノ(本野詩織)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/マリッソ(辻すえこ)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「かぜのこえ」
scene19
「崩壊への足音」
《cast》ゼノ(本野詩織)/バロッサ(レオポン)/ピアゴ(斎藤壱)/ミリヤ(絃)/マリッソ(辻すえこ)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/カフィ(雛瀬智美)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/シファラ(真城うさ)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「かぜのこえ」
scene20
「運命の扉」
《cast》ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/シファラ(真城うさ)/バロッサ(レオポン)/ラパラ(三咲 幸)/カフィ(雛瀬智美)/ミリヤ(絃)/ピアゴ(斎藤壱)/マリッソ(辻すえこ)/ゼノ(本野詩織)/子猫(市花)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「悲しみ」
scene21
「旅は道連れ」
《cast》ラパラ(三咲 幸)/カフィ(雛瀬智美)/バロッサ(レオポン)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/ピアゴ(斎藤壱)/マリッソ(辻すえこ)/ミリヤ(絃)/ディミトリ(鶴見鉄塔)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》風可&葉羽「アンブリゴ少年合唱団」
scene22
「響く螺旋」
《cast》マリッソ(辻すえこ)/ミリヤ(絃)/ラパラ(三咲 幸)/ピアゴ(斎藤壱)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/バロッサ(レオポン)/カフィ(雛瀬智美)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/シファラ(真城うさ)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》風可&葉羽「アンブリゴ少年合唱団」
scene23
「聖域ガーディラ」
《cast》ラパラ(三咲 幸)/シファラ(真城うさ)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/ピアゴ(斎藤壱)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/バロッサ(レオポン)/ゼノ(本野詩織)/マリッソ(辻すえこ)/カフィ(雛瀬智美)/ミリヤ(絃)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》DOVA-SYNDROME「語られざる過去」
scene24
「もうひとつの鍵」
《cast》ピアゴ(斎藤壱)/シファラ(真城うさ)/ゼノ(本野詩織)/ディミトリ(鶴見鉄塔)/マリッソ(辻すえこ)/ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/ラパラ(三咲 幸)/バロッサ(レオポン)/ミリヤ(絃)/カフィ(雛瀬智美)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》秋山裕和「伝承の丘」
scene25
「それぞれの道へ」
《cast》ボルボラ(七瀬 碇ゐ)/ピアゴ(斎藤壱)/バロッサ(レオポン)/カフィ(雛瀬智美)/シファラ(真城うさ)/ゼノ(本野詩織)/子猫(市花)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「月と私」
Last scene
「動き出した歯車」
《cast》マリッソ(辻すえこ)/ミリヤ(絃)/オクスト(長橋桜介)/ディミトリ(鶴見鉄塔)《theme》佐倉織絵「イゼニカム」《insert song》甘茶の音楽工房「小さな足あと」
その他 《image》pixabay《sound effect》小森平《Soft》AviUtl/MediBang Paint/Audacity

イゼニカムについて

イゼニカムは物語を進行するにあたって基盤となる言葉です。
「手にしたものが世界を統べる」と都市伝説のような位置に存在する代物で、別名を「王の鍵」、空賊の間では一生に一度は手に入れたいと願う対象として存在しています。
正確には「手に入れた唄が世界を統べる」とあり、一部の研究者やイゼニカムに関心のある人間はこちらの伝承を口にします。「唄」とはなにか。これは三百年のあいだ様々な論争を生み、答えのでない永遠の課題として囁かれています。 マーゼインの子孫に尋ねようにも、彼らの消息は不明。タリストンの子孫は王の鍵について何も語らないうえにデタラメの伝承を教えてくるので、今はもう相手にすらされないとか。
実在しているかどうかも怪しい伝説の鍵。噂では中央政府の最高権力者に代々受け継がれ、マーゼインが仕掛けた歯車の箱に入っているとのこと。今まで三百年。誰も開けたことのない箱なので、本当に中に鍵が入っているかは不明。
それでもギノスの人々にとって話題のつきない題材であることにかわりないものです。

ギノスについて

6つの巨大島と7つの小島からなる浮遊島の総称。この世界と同義。300年前、戦禍に見回れた地上で絶滅の危機に瀕した人間たちが、平和と安寧を求めて空へ浮かべた歯車仕掛けの島。島は歯車によってあらゆる循環を維持しており、その半永久的な原動力をフェアリアで補っている。平和を願って浮かんだ島であることから、平和を脅かす事象が起きた際はその効力を失い崩壊する仕掛けとなっている。
ギノスはひとつひとつの島に王や政権が存在するが、歯車やフェアリアに関するすべては、巨大島のひとつ、ギノシアにある中央政府で管理集約されている。
人々の移動手段は主に飛行船。
島はもちろんのこと町全体も歯車仕掛けになっているためか、歯車の存在が常に身近にあり、生活に深く密接している。

マーゼインについて

今から約300年前、人類滅亡の危機に瀕した地上から空へ安寧の地を求めて活動した人々がいました。
その一人が、歯車職人ゼベット・マーゼイン。彼は歯車仕掛けの作品をいくつも作り出してきましたが、当時の戦争のさなかにおいて、その技術はすべて銃や兵器に起用されてきました。元は時計や玩具を始めとする小さな歯車屋でしたが、皮肉にも兵器を製造することで莫大な財産を築いたのです。軍事開発された「歯車とフェアリア」の組み合わせで発動する機能を用いて、マーゼインはタリストン一族協力のもと、巨大島「ギノス」の建国に乗り出すのでした。
そして、完成した浮遊する島に人々を乗せ、彼ら人類は新たな歴史を刻むことに成功しました。マーゼインは自分の持つ技術のすべてをギノスに持っていくことが出来ず、最後の大地フェア・アースに遺していきます。
いつか再び大地に還る日のために、イゼニカムという鍵を作り、門外不出の技術として子孫に託しました。いつしかその技術は建国神話として人々の中で噂となり、マーゼインの残したイゼニカムは王の鍵として略奪の対象となります。マーゼインの子孫は鍵を守ってきましたが、ついに中央政府の手に落ちイゼニカム譲渡を余儀なくされました。
イゼニカムを渡す代わりに一族滅亡を逃れたマーゼインはエングランドという世界最大の島に移り住みますが、今度はそのことを知ったエングラントの王族に目をつけられ中央政府との交渉の道具にされます。長年マーゼインは名前を持ちながら、ときの王に利用されるという歴史を繰り返してきました。そして今から十年前。積み重ねてきた不穏の針が振りきれ、エングランドは地上へと墜落したのです。同時に、マーゼインの歴史は300年の幕を閉じました。

フェアリアについて

希少性の高い鉱石で、闇市に出れば高値で取り引きされる代物。ギノスで暮らしている人々は、ただの浮遊石だと思っています。歯車仕掛けの島を空に浮かせるだけのただの石で、それ以上でもそれ以下でもありません。
しかしフェアリアはその昔、すべての人間が日常生活と共にあった魔石です。いつから存在していたか定かではありませんが、世界誕生の際に精霊がのこしていったとされています。願いに呼応し、その思いが強ければ強いほど効力を発揮します。ファアリア自体に善悪の区別をつけられる能力はありませんので、使用する者にとって善にも悪にも力が作用します。
まだ人類が地上にあった頃、フェアリアの力はあらゆる武器を発動させるために用いられました。鉱石は小さなものまで掘り起こされ戦争に多用されてきたのです。ギノスでフェアリアを見かけないのは、その力を悪用する人間がいることを恐れ、マーゼインが島を浮かせる動力としてのみ活用を許可したからでしょう。
現在ではごく一部しかフェアリアを操れるものがおらず、その多くはジャグティスに暮らしていると言われています。

タリストン一族について

女系民族。今から300年前、マーゼインと共にギノス建国に携わった一族のことです。地上にいたころから有名な一族で、フェアリアを扱うための英才教育を施すことでも知られており、名のある著名人を排出してきた伝統ある家系です。現在は浮遊島ジャグティスで暮らしており、生計のほとんどを占い等の魔術で得ています。フェアリアを操作し、秘密の文字を使います。噂によれば、その昔地上で使われていた古い言語なのだとか。
束縛と争いを嫌い、300年前、とうとう戦争に駆り出されそうになったタリストンが当時歯車職人として有名だったマーゼインを勧誘し、ギノス建国を促したと言われています。ギノス浮上が成功しても自由に生きることを望み、他の島との交流を控えて独自の風習を培ってきました。
マーゼインの残したイゼニカムについて中央政府から再三の協力要請がありましたが、彼らは面倒ごとに巻き込まれるのが嫌で、色々な嘘の伝承をでっち上げてきました。

空賊カンタレラ

女帝カフィを筆頭に、貨物船や旅客機を狙う武装集団。各島でいわくつきの人間たちの受け皿のようなもので、数多く存在する空賊の中でも知名度は高い。

ガーディラの民

ネドニスにマーゼインとタリストンの血筋が訪れたさい、案内役として発動するように命じられたフェアリアの聖霊。

もうひとつの物語

今から約300年前、人類滅亡の危機に瀕した地上から空へ安寧の地を求めて活動した人々がいた。その一人が、歯車職人「ゼベット・マーゼイン」
マーゼインはタリストン一族協力のもと巨大な浮遊島「ギノス」の建国に乗り出し、人類は新たな歴史を刻むことに成功した。しかし、マーゼインは自分の持つ技術のすべてをギノスに持っていくことが出来ず、最後の大地フェア・アースに遺していくことになった。いつか再び大地に還る日のために「イゼニカム」という鍵を作り、門外不出の技術を子孫に託して。

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