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帝都遊郭カタルシス

2024-02-25


  • (ていとゆうかくかたるしす)
  • ステージ:連載予定
  • カテゴリー:長編小説(夢対応)
  • 連載開始日:2024年7月5日
  • ジャンル:花魁ファンタジー
  • 対象年齢:18歳以上
  • タグ:逆ハーレム/遊郭/帝都/中華風/古風/四獣/天女


悪しき天女を封じるため
器として選ばれて二十年
左手首に刻まれた菊の紋

誰もが羨望と嫉妬で恋う
この胸の内を知りもせず

三百年に一度、天女は地上へ降り立ち、地上の穢れを払う役目を担っていた。 しかし三百年前、天女は地上を荒らしたため、時の王は四獣と共にこれを鎮め、地上の平穏を取り戻した。 穢れを生んだ天女は天界に帰ることは許されず、人間の娘に自らを封じた。

世界観

第壱・第弐本帝国

三百年前に二つに別れた帝国。世界屈指の遊郭街である麒麟を中心に、東西南北を四獣(青龍、朱雀、白虎、玄武)が守る。第壱帝国は昼に活動し、第弐本帝国は夜に活動する。ふたつの帝国は山岳地帯と運河で結ばれる。

麒麟(きりん)

帝都の中心地で、数多の遊郭が存在する眠らない都。多くの店が立ち並び、提灯が連なる。老若男女問わず人の出入りも多く活気がある。麒麟では花魁信仰があり、難民や孤児の流れ着く場所として名高く、女性が稼げる町として若い女性が出稼ぎにくる反面、遊郭に通う客を狙う危険な輩も多く集まる。

黄宝館(きほうかん)

物語の舞台。左手首に天女を封じる証として花の紋章を刻まれた娘「花魁」が住む高級遊郭。花魁は世界にただ一人であり、尊い存在として信仰の対象となる。黄宝館で働ける妓女は容姿、才能、技量などすべてに秀でているため、一晩過ごす金子は帝都に豪邸が立つといわれており、貧乏人は敷居をまたぐことすら出来ない。

寝所の間取り

黄宝館天守の最上階にあるヒロインの寝所。部屋の出入口は「↑↓」部分。紫は椅子。寝台と私室には窓があって、壁ではなく仕切りをイメージ。 ※室内イメージは「ゲームまてりあるず」様より

主要用語

帝都にある世界屈指の遊郭街『麒麟(きりん)』には、天女を封じる格式高い妓楼が存在する。三百年以上の歴史を誇る『黄宝館(きほうかん)』の花魁は、代々統王と四獣のみが触れることを許されていた。
天女(てんにょ) 三百年前に帝国を二つに分けた悪しき存在。あらゆる災厄をもたらしたため、天界から追放され、黄宝館に幽閉されたともいわれている。
封花印(ふうかいん) 天女を封じる器に選定された娘の左手首に刻まれる菊の紋章のこと。自分で消すことはおろか、他人が消すこともできない。刻まれたその時から、なぜか黄宝館から出ることは叶わず、花魁になることが義務付けられる。
花魁(おいらん) 統王の寵姫の意味。黄宝館の最高妓女であり、全遊郭の頂点でもある。花魁に触れることができるのは封花印が結ぶ統王と四獣のみとされている。
統王(とうおう) 帝国を収める王のこと。帝国は天女により、第壱帝国と大弐本帝国に分けられたが王は両国を治める統治王として存在している。統王なる者は、生涯妻をめとることはなく、花魁と添い遂げることが通例となっている。
四獣(しじゅう) 天女と交わりを持つことで地上を清めていた神獣のこと。現代では、魔那と呼ばれる特殊な力を操り、邪獣を狩る責務を負った四人の男を指す。各王は代々、妻を得ることが禁止され、花魁を守ることが義務付けられる。黄宝館以外の四つの高級遊郭(青珠館、朱珠館、白珠館、黒珠館)を管理している。
魔那(まな) 魔法ともいえる。現在では四獣に選定された四人の男のみが操ることができ、神通力に似た意味を持っている。
陰禍(おんか) 地上の穢れ、よどみ、人々の負の感情。統王のみが陰禍を浄化することができるが、浄化できずに邪獣になる場合がある。
邪獣(じゃじゅう) 陰禍の集約体。災厄を起こし、人を襲う。姿かたちは様々であり、どれも獰猛で狂暴である。訓練された人間でも退治は可能だが、四獣の持つ魔娜でしか消滅させることはできず、近年では帝国のいたるところでその被害が報告されている。

登場人物

主要人物

※Picrewの수릐 픽크루メーカー/和装女子メーカーで作成しています

花魁/アザミ

(主人公 薊魅)

名前変換可能。二十四歳。四歳で封花印を刻まれて以来、黄宝館の花魁として隔離されている。黄宝館で育ち、外の世界を知らない。見世に出る時は花魁言葉を使うが、普段は一般的な口調で話す。実は歌や舞が苦手で、笛が得意。

統王/ジン

(陛下 朕侭)

28歳、金髪、金瞳。現統王。8歳で王になり、文武両道、才色兼備なことから民衆の人気は高い。自分の母を省みず、花魁を愛した父を毛嫌いし、自分は花魁に会わないと決めている。一方で色事はすべてはねのけているため、男しか愛せないのではという噂がある。

賢帝/ヒスイ

(青龍王 翡翠)

27歳、藍色の長髪、深い青の瞳。朗らかで優しく、人当たりもいいのに、ときどき瞳から光が失われるので怖い。本能タイプにはいつも警戒心を持たれるので、動物には好かれない。

炎帝/アベニ

(朱雀王 阿紅)

28歳、朱色の長髪と瞳。面倒見がよく、世話焼きな性格。でも口はあまりよろしくない。老若男女問わず慕われるため、女には騙されそうだが、線引きはハッキリしている。意外と潔癖。

雷帝/イルハ

(白虎王 沃芭)

22歳、白銀の髪と銀灰の瞳。犬歯が鋭く、大人しそうに見えて血気盛ん。遊女の言葉を鵜呑みにした苦い初恋の経験がある。女よりも男友達と遊んでいるほうが楽しい。暴れるのが大好き。

氷帝/コウラ

(玄武王 甲螺)

30歳、ローテールの黒髪、前髪が長め、かきあげる癖がある。黒に近いみどりの瞳。ヒロインの前と他で言葉遣いが変わる。

その他の登場人物

ニガナ ヒロインの禿。身の回りの世話をしてくれる。
ゴマ婆 黄宝館の館主。101歳のやり手ばばあ。ヒロインの育ての親。
華棒(かぼう) 花魁に現を抜かす代々の統王に代わり、実権を握った一族の長。華のつく一族は複数あり、それらを総称して華族とされる。
四大香妃 四獣が管理する高級遊郭の最高妓女たちの総称。青珠館は栄光のダナエ、朱珠館は幸福のクイナ、白珠館は初恋のフヨウ、黒珠館は慈愛のラミアとされている。

他、いろいろ

告知用PV

告知用として作成したPV。ジンの名前など、設定が色々と違いますが、せっかく作ったので残しておきます。