オリジナル性を意識した小説の世界観

本当はもう ずっと前から

わかっていた

特別な何かがなくても

手の届く場所で笑うキミを

心では欲していると

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例えば、私の書いている小説の冒頭は、上記のような詩から始まります。
これは特に意味があるわけではなく、私自身がその世界に入りやすいから使っているだけで、何かの意味を持たせて始めたわけではありません。
でも、今では私の小説の冒頭は必ず詩から始まるというスタイルが定着しています。

オリジナル世界への誘導の仕方は作家さんそれぞれにあると思います。

主人公の視点から入ったり、鍵となるキャラの未来から見た振り返りであったり、メインシーンを冒頭でみせたり、など。
書き出しは個性が一番出ると思います。
けれど、私がもっとも大事に思うのは終わり方。終わりよければすべてよし。という言葉があるくらい、終わり方って大事なんじゃないのかなと思うわけです。

逆に途中までとてもいい感じなのに、終わり方がふわっとしてると、なんだかモヤモヤした気持ちが残る。

そして、やっぱりハッピーエンドが一番好き。

そう思うと終わり方って色々あるなと改めて考えさせられます。
人物の心理描写、決意であったり、友人と笑いあったり、そういうの。や、自然描写、鳥が飛んだり、風が吹いたり。
日常的な電車がはしったり、車のクラクションが鳴ったりなど。

私は楽しい未来を想像できる終わり方が好きなのですが、自分がそれを書けているかと聞かれると、それはそれで難しい質問かなと思います。

まだ作品数も少ないですし、書きたいものを書いているだけで、伝えたいものが詰まってるというわけでもありません。
こんなのが読みたかったと思う妄想話を形にするので今は精一杯といったところでしょうか。

ただ逆ハーレムは、逆ハーレムエンドのまま終わるっていうのが、予想以上に困難です。
でも死ぬまでずっと愛され続ける形にするのに、ファンタジーは相性がいいとは感じています。

好きが転じて読み手から書き手にまわったわけですが、やっぱり逆ハーレムでファンタジーっていいなと思います。

オリジナル性はどこまで「らしさ」を出せるかが勝負どころですが、ひとまず好きなように自由気ままに書くことを楽しめたらいいな。

そして、逆ハーっていったら皐月うしこと言ってもらえるように頑張っていきたいと思います。