2019年もよろしくお願いします

激動の予感がした2018年。何かと平成最後だと言われ、色々なことが起きました。私自身を振り返ってみれば、転職、アトリエ部事件、本の刊行、初文フリ体験、官能工房始動、創造百科の立ち上げなど、今後の創作ライフに影響することがおこった貴重な一年だったように思います。
幸いにも、体調は健康に恵まれ、仕事には体力が奪われていますが、日々こうして文字と向き合える生活が送れているのは、皆様の応援のおかげです。
本当に、毎日お付き合いくださりありがとうございます。

転職しました

これまで、某下着会社のWEBディレクターとしてネット通販をメインに扱っていた職業をしていました。企画を考えるのが大好きで、スケジュールを組み立てたり、ワクワクドキドキを届けられるようなモノを作ったり、描いたり、大好きな仕事でしたが、社風や運営方針ががらりと変わったのを機に、辞表を提出いたしました。
その経験は、自分のネットショップはもちろん、口述します創造百科完成にとても役立ったと思っています。
現在ですか?
現在は、とある専門学校の事務員となりました。まったく業種が違いますね。お給料も違います。笑
でも、前職でかなり心を疲弊していた私は、もう仕事にすべてを捧げる気になれず、創作に力を注ぐことのできる職業を探して今の場所にたどり着いたのです。
定時で帰れて、お休みはちゃんとある。で、贅沢は出来なくても安定して定年まで働けそう。これ大事。ただ、ひとつ難点を述べるとすれば土曜日出勤があるので、月の大半は疲弊しているということ。
その分、夏、冬の休みはめっちゃまとまってとれるので、バランスを図っていきたいと思います。慣れるまで、またお付き合いお願いいたします。

アトリエ部事件

アトリエ部というツイッターから派生した創作集団「ほへとキカク」の公認クリエイターとして登録したのが今年五月。で、辞退したのが十月。たった五か月、されど五か月。その期間に何があったか、当時公開したブログでは「私の作品に愛をもって接してくれなかったこと」としましたが、もうオフレコですので言っちゃいますね。
主催の水上いろは氏との金銭トラブルがありました。
それが十月のお話。
忘れもしません、私が現在の職場の面接日だったのですから。
焦った様子で電話がかかってきて「銀行のカードが使えなくて、15時に大事な面談があって、そのときにお金を支払わないといけないけれど、誰にも連絡がつかずに、今は使っていない口座にお金を貸してもらえると助かる。誰にも電話がつながらなくて焦っていて、もううしこちゃんしか頼れない」と。
11時くらいでしたかね。朝の。
文章だけ読めば、随分とバカな話です。
思い返してみても愚かな話ですね。自分で自分が情けなく思いますが、そのころは11月の東京文フリに向けたアトリエ部本の委託もあり、ネットプリントで取り上げていただいたばかりでしたので、少し信じてみたかった気持ちがありました。
「明日返す」という言葉を信じて振り込みました。2万8千円。
仕事の面接に行く日に、仕事の面接に行く前に、彼が困っては大変だろうと。ちなみに、彼は私が無職だと知っていました。その個人が出す、この金額がどれほどの価値を持つものなのか、わからない人にはわからないですよね。
木曜日のお話です。
で、翌日。もちろんお金は返ってきません。
私も「人に金を貸す=縁の切れ目」くらいの価値観の人間ですで、返ってこないだろうな~とは思っていました。連絡すらありません。
週明けの月曜日に確認してみようと、その週はもやもやしながらも信じて待つことにしました。
そして、月曜日。やっぱりですよね。振り込みなどあるわけがありません。
鬼電しました。メッセージもメールも送りました。
で、彼からの返事は「間違って違う人に振り込んでいたみたい。いま、その人から連絡が来てお金返してもらうから」と。この時点で、私の中で彼は今後付き合っていく人リストから抹殺されました。
その後、「ネットバンクに銀行振り返るから時間がかかる」「振り込んだけどネットバンキングエラーみたいで」「確認できないからもう少し時間が欲しい」と伸ばしに伸ばされること一週間。
そして、何の因果か私の就職決定の内定電話のあった日に、お金がようやく戻ってきました。
その金額3万円。2千円多いという電話に得意げに「利息」てきな言い方をしたのに悪寒が走り、速攻で二千円振り込みましたよ。
そしてその足で、東京文フリ用に委託するアトリエ本を彼に宅送したのです。
その二日後、アトリエ部公式サイトで第二期のメンバー募集も終わらないうちから「第二期のメンバーで構成されたエグゼクティブスタッフ」が公表されており、私はグループDMで尋問を開始し、崩壊の札を切った次第です。
人を馬鹿にするのもいい加減にしてほしいですよね。
そんな人を少しでも信じた私がバカでした。
11月の東京文フリ委託用の本は1週間放置され、泣く泣く引き戻しをかけるもそこからまた10日ほどかかり・・・結局私の手元に返ってきたのは約1か月後のことでした。
作品が戻ってきてよかったですが、その間に私はアトリエ部を辞めました。
辞めた後から知ったのですが、金銭トラブルが他にもあったこと、本名検索では詐欺師として有名であること。最終的に11月の東京文フリは本を販売すらしない失態ぶり。
タグの威力は大きく、根付いた印象は深く、今もまだ慕われている部として存続しています・・・いまだ存続していることが私には信じられませんが、そういうものなのでしょう。
イヤなら参加しなければいいだけのこと。私はアトリエ部にすがって創作をしていく気は毛頭ありません。
ただ、誤解のないように言っておくのであれば、あの場を残そうと奮闘されている方を応援していないのでありません。ただ、私はもうあの場所にいられないという事実だなだけです。
あの場所で出会った人、もらったもの、たくさんあったけれど、私はもう違う世界を選んだだけ。卒業。そういう表現にしておきます。

創造百科

創造百科は、アトリエ部で傷付いた人たちが「創作って楽しい」という気持ちを失わないためにはどうすればいいかを考えて作り上げたものです。
この思いは、どこにも公開していません。
公開しても意味がないのです。「創作って楽しい」は、アトリエ部だけにいえるものではなく、誰にでも楽しめる権利があるのですから。だから、関係ある人もない人もみんな巻き込んだ「異種合同コラボ」にしたのです。
結果、大成功でした。
ひとりひとりと向き合い、丁寧な対応を心掛けたのは、創作に対して「不信感」が私のTLに渦巻いていたからです。創作ってそうじゃないよね。無条件にわくわくして、楽しいものでなければならないんです。
表現せずにはいられない。誰かに伝えるとか届けるとか、そういう前に、自分自身から溢れるものを形にせずにはいられない。そういう人が世の中にはいます。
私もその一人。
私は、それを文字で表現する物書きなだけです。
色んな人がいるでしょう。写真も絵も、料理も音楽もハンドメイドも旅も、何で表現するかなんて人それぞれ。

新アカウント「創造百科」も実はめちゃくちゃ悩んでいたんですよ。
立ち上げるのは簡単だし、すでにアトリエ部を脱退した人たちが何名かそういう場所を作っていましたし。アトリエ部騒動以来、たくさんの人と個別にお話しすることが増え、「大創作時代」みたいだと一人、ふっと思ったのです。
そこで、私も一旗たてようと思いました。
思えばもう後は行動あるのみ。
創造百科という新しい場所が誕生したのです。だからみんな、自分の好きなこと「#創造百科」のタグつけて投稿してね。笑

官能工房は、創造百科のオトナ部門としての位置づけで運営は続行していますので引き続きお楽しみください。

本の刊行

創造百科で一年の締めくくりを終えていますが、今年は7冊もの本作りを行いました。
・へんけいし
・微睡の月
・アトリエ40選
・ありふれた魔女たちの日常
・イキシアの手記~優しい言の葉~
・イキシアの手記~詩人の本懐~
・創造百科
・創造百科(裏)官能工房

ダウンロード販売は
・架空の町54
・でたらめの綴り葉vo,1
・でたらめの綴り葉vo,2
・夜蝶
・Fancy Field雑誌10月号
・Fancy Field雑誌11月号

その他
・ポストカード
・マグカップ
などのグッズ販売はもとより、Youtubeやnana、noteにて作詞作曲の公開や動画制作も多々投稿してきました。

創作の基礎を作る一年を2018年は過ごしてきたように思います。

皐月うしこのお店
》》Fancy Field.shop

皐月うしこのファンサイト
》》皐月うしこ支援

2019年は

2019年は己亥。
次の段階へ進むための年です。

1月20日、京都文学フリマ
9月8日、大阪文学フリマ

二つの即売会への出店は決めていますが、あとは個展やグループ展なども開催したいなと思っていますので、その辺はまた市場調査を含みながらもろもろ活動していきたいと思っています。

あとは何度も言うだけで、本当更新できていない小説たちを完結させ、新しい小説を書くこと。逆ハーレム×ファンタジーという大好きな世界を発信し、浸りながら生きていきたい。
まだまだこれから。
一段一段、私のペースでしか進めませんが、一緒に大好きな世界を夢見ましょう。
2019年もどうぞよろしくお願いいたします。