ブラスタの主題歌「BLACKSTAR」について

2019-10-06

これはあくまで、深読み大好き&妄想考察大好き人間の戯言だと思ってください。

ずっと、うしこは気になっていたの。
主人公の出自、スターレスの意味、そういうもの全部ひっくるめて謎が多いブラックスター。
その主題歌である『BLACKSTAR』のメッセージってなんだろうって。

それこそ、毎日頭の片隅で「黒い星」「星がない夜」「黒塗りの空」「黒いカードの意味」って言葉を反芻して、ぐるぐるぐるぐる思い続けていたわけ。ブラスタって本当、沼。
タロットカード、占い、歴史、魔術関連なんか思いつく限り当たってみたけど、どれもピンとこなかった。

それもそうよね。

本当のところなんて、ぶっちゃけわかんないもの(おい)

あー。『BLACKSTAR』まじなんなん?
で、歌詞をね。再度見直してみたわけ。

歌詞以下(公式が歌詞を発表されたので歌詞は消しました)、ざっくり考察始まるから苦手な人はUターン

ブラスタ主題歌『BLACKSTAR』

考察『BLACKSTAR』

はぁ、マジカッコいい。ブラスタ最高。
もう、朝起きてブラスタ、出勤途中にブラスタ、帰宅してブラスタ、寝る前にブラスタ。見事に溺れちゃってるんだけど、ここまで読んでくれてる人もきっとそうだって思ってる。いつか、ブラスタがライブとかやるようになったときは、会場であおう!

ま、それはいいとして。主題歌聞いてもやっぱ意味不明!!!

というかさ、これもあれなんじゃない?
他の曲と同じで、何かオペラとかミュージカルとか童話とかそういうのの副題で、原作のタイトル別なんじゃない?

・・・・え?
いま私、なんて言った?

原作のタイトルが別!?

いやいやいやいやいやいや、落ち着け!!!落ち着いてられるか!!!
そうじゃん、そうじゃない?
だって、全部の曲が原作が他にあるのに、主題歌に原作ないのおかしいよ!!!
だけど、なんだ原作って、こんな意味わからない「黒い星」みたいな・・・そんなのないよ。なかったよ・・・もう一度『BLACKSTAR』聞き直したところで、ヒントすら見つけられない。そもそも天国とか地獄とかいきなり出てきてさ、そんな・・・そん・・・・な・・・・天国とじご・・・く?

天国と地獄!!!!!

ふわぁぁあぁあぁああああああああ

私って天才なのかもしれない!!

天国と地獄とは

絶対一度はみんなも曲を聞いたことがある「天国と地獄」
そう、運動会のときのかけっことかリレー競争のときの曲だよ!!

あれね、ジャック・オッフェンバックっていう人が作曲したオペラ『地獄のオルフェ』の別題なんだってぇえぇええええひえぇええええ

オ・ペ・ラ!!!絶対そうじゃない?

『BLACKSTAR』の原作、これじゃない?
『地獄のオルフェ』!!!

凄いタイトルだな!!!でもどんな話か全然知らない。笑
ってことで、おなじみ!ざっくり劇場始めるよ!!!

ざっくり劇場「地獄のオルフェ」

昔々あるところに、オルフェとユリディスという名の夫婦がおりました。
夫婦仲はめっちゃ冷え冷え。(お互い浮気して愛人がいるくらい)
ある日、オルフェはユリディスの愛人アリステを殺そうと思って、毒蛇を仕掛けた。
ところが、その蛇に噛まれて死んだのは妻のユリディスだった。

オルフェにとってはどっちでもいいこと。

だけど、世論(世間体)が黙っちゃいない。
「妻が死んだのに喜ぶなんて信じられない」とオルフェを責める。

ちょっとこのままじゃマズイぞ。ってなったオルフェは、神々の王(ジュピター)のところに出向いて「妻を返してください」って、本心でもないくせに頼むわけ。
だけど、妻ユリディスの浮気相手だったアリステ。実は地獄の大王(プルートーン)だったもんだから天国ではどうにもならない。

めっちゃ美人で神々の間でも有名だったユリディス。神々の王ジュピターも一目見たくて、オルフェと一緒に「よっしゃ、俺もプルートーンのとこまで一緒に行くわ」ってな具合に同行をかってでた。
そこにいた神様たちは、「え、そんな面白そうなの自分も行く」「私も行きたい」「え、なになに、じゃあ僕も」でぞろぞろ増えて、オルフェは結局神様たちと一緒に地獄へと行くことになってしまった。

一方そのころ、ユリディスはプルートーンに(溺愛ゆえの監禁)部屋に閉じ込められていた。
めっちゃ暇で、暇を持て余していたユリディス。
そこに到着した一行だったが、一足先にユリディスを鍵穴から発見した神々の王ジュピターは一目惚れ。ハエに姿を変えて鍵穴から侵入し、ユリディスとあまーーーーーい関係に。
「(酒の神)バッカスの巫女として一緒に天国においでよ」なんてジュピター言うものだから、ユリディスもすっかりその気になっちゃって「ええ、では変装して、宴会の際に抜け出すわ」と逃亡計画をくわだてた。

ま、うまくいくわけないよね。
相手、地獄の大王なんだもん。

天国の王と地獄の王。両方からの求愛を受けているユリディス。
そこに忘れてはいけない、あの男。オルフェが登場して「妻を返してください」という。
オルフェは妻を愛していない。愛していないけど、世間体があるから連れて帰らなきゃいけない。

ジュピターも約束だから「じゃあ、地上に戻るまで一切振り向かなかったらいいよ」って夫婦二人で手を繋いで帰るように言う。さっさと戻りたいオルフェ。愛してもいない男に手をひかれるユリディス。
無言のまま二人は本当にお互いの顔を見ることも、声をかけることもなく、サクサク順調に歩いていく。

ジュピター、自分で条件つけたくせに達成されそうで焦る焦る。しまいにはヤバイ、このままはユリディスはオルフェのもとに帰ってしまう!!って、なって。豪快に雷をどかーーんと落とした。

「は?」
あまりの衝撃にオルフェは振り返る。その瞬間、繋いでいたはずの手の先からユリディスは姿を消していて、オルフェは喜びながら地上へと帰っていった。
神様らしからぬ荒業でユリディスの奪還に成功した神様。

めでたしめでたし。

これをブラスタに置き換える

(妻)ユリディス:ヒロインちゃん?
(夫)オルフェ:羽瀬山?
(神々の王)ジュピター:ケイ?
(地獄の王)プルートーン:ヒロインを狙う組織?
世論:ブラックカード?
※他の神々(複数):スターレスのメンバー?

いや、ちょっと情報なさすぎて難しいわ。
だけど、配役が5人一組で構成できるところ。ヒロインが一人に対して、男役が複数生じるところ。これ、スターレスの演出家夫妻が好きそうな題材じゃない?

主題歌の考察

「サビだらけの鉄条網。黒塗りの空に星はない。天国なんてただの噂」

「がんじがらめの鉄格子。暗がりは重く音もない。ここが地獄なら上等だ」

これは1番と2番のAメロ。
ヒロインがユリディス同様、囚われの姫として存在していたのか?
それともこれはスターレスのキャストのことなのだろうか?
とにかく、光の見えない世界で「現在は地獄にいる」という意味だと思う。

「目を閉じて耳をふさげ。つきあう道理なんてないぜ。いかれたざれ言 踏みにじれ」

「足をすくわれるのも、あざわらわれるのも、慣れてるこんな世界叩き潰せ」

ちょっとちょっと、みんななんていう世界にいるの?泣いちゃう。
下劣な環境下に身を置いても俺たちは強く生きるぜ、だからお前も強く生きりゃいいんだよっていうヒロインへのメッセージなのか、なんなのか。あああ、惚れる。

「夢?なにそれうまいの?愛?思い込みだろ。希望?自由?天国にくれてしまえ」

「No dream,No truth,No hope,No luck。声をあげろFalling Star(流れ星)。ぶちのめせよShooting Star(流れ星)。No wish BLACKSTAR(ブラックスターに願わない)。いま撃ち抜け、明けない夜を」

はい、出た。
『スターレス』星がないと言っておきながら、ここで「星」ですよ、みなさん。
この矛盾!!!!!!
夜を撃ち抜こうと思ったら地上もしくは地獄からじゃないと無理なわけで、そうなるとスターレスのキャストは地獄サイドの人間。ヒロインちゃんを突け狙う輩は天国側の人間?ということになりそうな・・・・ならなさそうな・・・・んーーーーーーーー

むずかしい!!!

もうひとつの核心

どうしてこの「天国と地獄」から「地獄のオルフェ」が原作じゃない?っていうのに至ったのかは、まあなんとなく類似点の照らし合わせによるものなんだけど、作者のジャック・オッフェンバックの劇場の話もスターレスに似通ったところがあるからなんだよね。

1855年7月5日。オッフェンバックは当時パリのシャンゼリゼ通りのマリニー地区にあった見世物小屋ラカーズを買い取り、「ブッフ・パリジャン座」と名を変え、おもに1幕物のコメディーを上演する劇場としてオープンさせた。
ブッフ・パリジャン座は『二人の盲人』の成功と同年に行なわれたパリ万国博覧会の影響もあって大勢の観客がやってきたが、劇場自体が小さく手狭だったため移転をすることになった。同年12月29日にオッフェンバックはマリニー地区にあった劇場をモンシニー通りに移す。以後現代に至るまで、ブッフ・パリジャン座はこの場所に残ることとなる。

Wikipedia

これはWikipediaから抜粋してきたものだけど
スターレスの経緯とめっちゃ似てない?

・もともと別の店をショーの出来る店へ
・近くの大通りへ名前をそのまま移転
・7月→12月っていう半年という期間も、スターレスが羽瀬山の手に渡ってからリニューアルオープンするまでの期間とほぼ同じ

そして、これよ。

当時の舞台条件!!!

1855年6月4日に決められたこの規則によると、ブッフ・パリジャン座のレパートリーは、パントマイム(登場人物5人)、1場からなる舞台(台詞を言う俳優は4 – 5人のみ)、ダンスショー(ダンサーは6人まで)と限定されていた。

Wikipedia

一緒じゃない?

いや、妄想からのこじつけってわかってるけど・・・・・一緒じゃない?(二度目)

絶対、絶対、絶対。たぶん。
私は地獄のオルフェが原作だと思う。

あああああぁあああ。

だけど答え合わせが今は出来ない!!!!!もどかしさ。

ブラックスター、まじで沼。イベント、がんばろ。 次はチームPの「虹の彼方へ」オズの魔法使いだものね。またヒント落としてくれるかな?
少しずつ全貌が見えてくるよね。ワクワクドキドキ

イベント考察

よかったら、今までの考察記事も読んでね~

》》ブラスタの第1イベント曲「During the demise」について

》》ブラスタの第2イベント曲「Breakin’ it faster」前編

》》ブラスタ考察vo,1

小説

痺れるような感動をフレスタの花に変えて

更新できてないけど、よかったら私のブラスタ小説も読んでね。笑