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物語の中で伝えたいことを考える

このテーマはとても難しいです。
でも、世の中で長く愛される音楽や物語、小説、アニメなどはすべて”誰かのため””何かのため”それを書き起こす背景に思いが込められているものが多い気がします。

ピーターラビット
ハリー・ポッター

は有名ですよね。
歌もそうです。

友達の結婚式へ
親への思いをこめて
亡くなった恋人のために

ひとつの気持ちが深くこめられたものは、ファンじゃなくても「なにかいいな」と心に残るのかもしれません。
そうは言っても、私自身それを意識して小説が書けているかと問われると、そういうわけではないので難しいですね。

伝えたいことは何か。

書いているうちにそれが定まってくる場合もあると思います。
難しいことは考えずに、まずは書いてみるのが一番ですね。
もちろん、初めから「こういうことを伝えたい!」という思いがある人は、どういう風に言えばそれが伝わるかを考えてみてはどうでしょう?

私の場合は、誰かに伝えたい、何かを伝えたいといった思いで書いたものは今のところないのですが、自分が読みたい、こういう物語があればいいのにと思っていたものをとことん詰め込んでみたところ、「なにかいいな」と感じてくれる人が一人づつ増えていきました。
いただいた感想の中から、改めて気づかされることもあります。
伝えたいことを伝えるのには、たくさんの人に向けたありふれた言葉ではなく、特定の人に向けたたった一言のほうが何倍も威力があります。

手紙が胸を打つのはきっと、自分だけに向けられた特別なメッセージだからでしょう。

世の中にあるキャッチコピーとかも勉強になります。

特に大企業などの社名の前につくブランドコンセプトなどは、最近目につくようになりました。

背景があれば、単語でも十分伝わるのでしょうが、小説や物語は挿絵がない限りすべてが文章です。
伝わらない、わかってもらえないのが原因ではなく、相手にどう伝わったのか、それが自分の伝えたかったことと合っているのかがきっと大事なんだと思います。
ともあれ、難しく考える前にまずは自分の好きなものを好きなだけ書いてみるのが一番です!

みんなに共感を得る必要はないです。
たった一人。
その人の心に響く物語が誕生すればいいですね。