逆ハーレム決定版「愛欲の施設」誕生秘話
名前からして大人な香りのする小説ですが、期待を裏切ることなく大人向けです。
愛欲の施設は、ある家族に引き取られたごく普通の女の子が、血のつながらない兄弟やその近親者にあれやこれやと愛でられるお話です。
最初この小説を書こうと思ったのは、他の誰のためでもなく私のためで、本能の赴くままに書いてみたかったのと、性描写が一番小説の上達になるのではないかと考えたからです。
ほら言うじゃないですか。
絵の上達に一番早いのは裸だと!
小説も案外そうじゃないのかなー?
なんて、安易に取り組んでみたところ難しいのなんのってビックリしました。
卑猥な言葉は使いたくないし、露骨な表現は色気もなにもない。
ガサツさとか出したくないし、でもあんなことこんなこと、逆ハーレムとしての要素は盛り込みたい!
と、まあ結果としては、卑猥な言葉をイケメンたちに言わせ、変態行為の数々を羅列させたせいで、私の変態ぶりも露見されましたね。
あと、自分のボキャブラリーの少なさとパターンの少なさ。
小説って奥が深い。
小説家になるには道のりは長いです。
何歳になっても勉強です。
愛欲の施設を書く背景には、逆ハーレムという存在を知り、逆ハーレムの携帯小説に飢えていたことも要因としてあったと思います。
なぜ、逆ハーレムは誰かと結ばれてしまうのか。全員じゃだめなの?
そういうジャンルの話じゃないの?
他の人の作品を読んでいるうち、また愛欲の施設を書いているうちに気付いた違和感に、愛欲の施設は完全な逆ハーレムにしたい!と、最初は練習のつもりで始めた小説がいつの間にか看板小説と言えるまでに成長していました。
どうなるか本当、わからないものです。
この物語が好きだと言ってくださるファンの方までいてくださり、寄せてくださる感想の言葉を励みにしています。
本当にありがたい。
最後にもうひとつ言うと、実はファンタジーにする予定はありませんした。
だけど話が終盤になるにつれて、結末がどうしてもファンタジーじゃないと無理っていうか、私の好きなファンタジーはどこにいったの?
と、内容を見直して無事に完結した次第です。
逆ハーレム夢小説なので、苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、興味がありましたら、ぜひご覧下さい。