たまには夜空に浮かぶ満月を眺める
本当に月っていいですね。
長らく月を見ていなかったのですが、とても綺麗な満月が空に浮かんでいます。
思わず足を止めて月光に見いってしまいました。空が晴れていたので、キラキラと綺麗です。
私は関西の人間なので、もしかしたら違う場所ではこんなに綺麗な月ではないかもしれませんし、もっと綺麗な月が見られるのかもしれませんね。
私の好きな低い位置にある大きめの満月。
これ、携帯で撮影しようと思っても無理なんですよね。目で見たままの景色を残そうと思ったら、やはり一眼レフや専用カメラを購入して写さないといけないんでしょう。
私はプロのカメラマンではないので、そういうカメラの種類とかはよくわからないのですが、世界の一瞬を切り取る写真は本当に素敵だなと思います。
今当たり前に利用しているものは、もちろんですが、昔には存在していなくて、誰かが発明と開発を繰り返して形にしてくれているものなんですよね。
電気も水道も屋根のある家もない時代。人々は星と月を眺めて未来を占い、予測していたと言います。
素敵ですよね。
街頭が普及し、道路は整備され、ビルが立ち並んだコンクリートづくしの町中で星を眺められる場所なんて、とてもじゃないけど見当たりません。
人はスマホを見て歩き、イヤホンをして耳を塞ぎ、マスクをして世界を遮断しています。
空を見て天気を予測し、周囲の音を聴いて新しい知識を得、植物の匂いで季節を知るとか、私は田舎者ですがそういうものを感じながら生きている人が少ないように感じます。
都会の人じゃなくても携帯と言う便利なアイテムを手に入れたほとんどの人が、そういう風に毎日をなんとなく流しているのかもしれませんね。
雑踏に悩まされ、菌に敏感になり、会話ではなく通知でコミュニケーションをとる。
ふとした瞬間に思います。
やんごとなきお姫様たちを運んでいたあの従者たちは、重たい着物をきて、重たいほど伸ばした長い髪のお姫様を重たいカゴに入れて、野を越え山を越え運んでいていたのだと。
すごいですよね。
何かで知りましたが、昔の人は現代人よりもかなり体力面が優れていたようです。持久力も瞬発力も今より凄かったとか。
テレビを見ていても、カメラマンさんが険しい山を歩く有名人とかを写していますが、有名人よりも私はカメラマンさんとか周囲のスタッフさんをスゴいと思ってしまう人でもあります。
私は手ぶらでも山道を登ることに困難を感じるでしょう。
便利になったぶん、弱い生き物になったなと思います。
自然を五感で体感する。
月の話からまさかのタイムスリップまで行きましたが、梅雨の季節の満月です。夜空を見上げて、月の光を浴びるのも悪くないかもしれません。