夢に向かって

愛欲の施設セカンドシーズンの公開が始まり、私としては色々な話を書いていきたいところなのですが、なかなか時間が思うように作れません。

時間ができても仕事で見れなかった映画を見たり、職場の人間の付き合いで出かけることもあれば、パートナーとの時間を大切にしたりと優先させることを小説に持ってきていない考えがそもそも原因なのだということはわかっています。けれども、まぁありがたい話ですよね。

お仕事ができるのも、毎日おいしいご飯が食べられることも、こうして好きなことを表現できることも幸せだと思います。それなのに、どうしてこう何も実感できないのでしょうか。
何か自分の手にしっくりとくるような感覚を持てないのが、最近ひどく悲しく感じてしまいます。

私が手にとるように感じる一番の達成感は、小説を完成させたときです。

あの何とも言えない高揚感と興奮、そしてやりきったことへの脱力感。何かの目的を達成することの喜びは登山者やアスリートのインタビューや感想で聞くことができますが、ジャンルは違えど、それに近い感覚かもしれません。

とどのつまり、単純に書くことが好きなのだと思います。

それを理解してほしいとは言いませんが、書くことは非常に地味な作業なわけで、妄想や想像がその時間の中で長かったりすると、何もしていないのになぜそんなに時間がかかるのかといった疑問ももたれがちです。
私の場合、本当に集中して文章を作成するとなると30分で1,000文字程度は軽く超えます。
それが早いのか遅いのかはわかりませんが、文章は作成するときよりも添削とリライトのほうが時間がかかる作業になりますね。
このブログに関しては読み返すとかせず、ただ思いつくままに好きなように書いていますので、読みにくい部分や句読点の箇所がおかしいところなどたくさんの欠点があると思います。

そういうわけで、小説を書くにはそれなりの環境と周囲の協力が必要なのだとあらためて実感している今日この頃です。

そう考えると学生時代のなんて幸せなこと。若いうちって本当になんでもできますよね。
失敗しても守ってもらえる場所があり、立ち直れる場所もあり、また必死に打ち込める時間も環境もたくさんあります。こんなことを書くと私がかなり年老いたイメージをもたれるかもしれませんが、そうですね、高校の夏休みは部活や受験勉強に何げなく身を投じていましたが、もっと真剣になれることを真剣に探していればよかったな~と思うところがあるていどには大人だと思ってもらって大丈夫です。

今しかできないことを今のうちに。

これを読んでいる学生さんがいましたら、アルバイトも大事ですし、遊ぶことも大事ですが、夢に向かって一心不乱になれる実りある夏休みを過ごしてもらいたいなと思います。