書き下ろし「オルギスの盾と片恋の王」完結
先日からお伝えしていました通り、ベリーズ小説への出品作品を無事書き終えることが出来ました。
皆さま、応援とご協力ありがとうございます。
今回の作品の規定は、「恋愛ファンタジー×ヒストリカル」ということで、苦手なジャンルだったうえに最低7万字という非情にハードな物でした。完結作品でなければならないことや、他の応募と重複は出来ないということで、書き下ろすしかなかったのですが、いかがでしょう?
ぜひ、読んでみて感想を聞かせていただけると嬉しいです。
【R18】オルギスの盾と片恋の王
(ムーンライトノベルズにて掲載)
私の小説は、どんなお題であっても基本的に逆ハーレム要素は取り入れようと思っていますが、今回もまたその要素は取り入れています。そして毎度のごとく、主人公よりも脇役の方を好きになるという私の個人的なくせで、従者として存在しなければならないフランとアキームが、かなりの高確率で「男」を見せようとしてくるので困りました。
今回ばかりは逆ハーレムオチには出来ないの!
と泣く泣く、婚約者であるリゲイドと結ばせなければならないとなだめながら、それでも彼らはしっかり登場。
ざっくり説明しますと・・・
物語は、西洋チックな異世界が舞台になっています。
幻獣魔族という種族と人間という種族が暮らす世界は、二千年も昔、一組の男女によって二分されました。それが現在に伝わる「最強の矛」「最強の盾」の始まりです。
最強の盾として、オルギス王国で祈りの姫となった主人公のラゼットは、十八歳のある日。
隣国、ギルフレア帝国の王子リゲイドを婿養子として迎え入れ、結婚することになります。
しかし、リゲイドはラゼットに冷たく当たり、記憶の中の少女を愛していた。
ラゼットは無事にリゲイドと本当の夫婦になれるのか。
といった感じの内容です。
結局、王道に走ってしまいましたね。
もっとこう甘い感じでいきたかったのですが、どうしても甘いままでいけないのが難しいところ。
普段、恋愛を主軸とした物語を読まないからいけないんですかね。
「魔法・架空の生物・転生をメインとする冒険ファンタジーではなく、あくまで恋愛をメインとした胸キュンたっぷりの作品」
と注意書きがあるにも関わらず、「胸キュン」をたっぷり投入しきれなかった感があるのですが・・・
私なりには無事にハッピーエンドに持って行けたのでよしとしています!!
長編と言えば長編だし、中編といえば中編だし。
一応、文字数的に長編作品としていますが、読了時間:約149分と約2時間半ほどでさらっと読める感じで仕上がっておりますので、ぜひお楽しみいただければと思います。
【R18】オルギスの盾と片恋の王
(ムーンライトノベルズにて掲載)