名もなき花の色
穏やかな気候に恵まれて、また心は巡る。
悲しいことを洗い流し、つらいことを染み込ませ、それでもなお、懸命に咲く名もなき花に温かな笑顔は降り注ぐ。
「無事でよかった。」
またきっと会えるから。そこで咲き続けようとする限り、輝き続ける色がある。
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ツイッターの「#140文字小説」に投稿した内容を深掘りするコーナー
タイトル『名もなき花の色』
久しぶりの天気ですね。こんにちは、皐月うしこです。
伊勢湾台風の再来かと心配されていた台風も通り過ぎ、ようやく晴れ間をのぞかせた空に元気をもらっています。
ようやく洗濯物も乾きそうですね。
今週末は再び台風がやってくるそうなので、天気の崩れが心配されていますが・・・今日ばかりはこの太陽の光を精いっぱい堪能してやろうと思っています。とはいっても、暑いのは苦手ですし、紫外線はしんどくなってしまうので長時間太陽の下ってわけにもいかないんですけどね。
さて、インスタグラムでも青空を投稿した今日の天気からインスピレーションを受けた140文字小説。
どこか詩っぽい感じをにおわせてしまいましたが、そんな感じです。
登場人物をおくよりかは、今感じている気持ちをそのまま言葉にしたかったので、今回はこういうスタイルで作成してみました。
自然って強いですよね。
人間は、少し雨が続いたり、嫌なことがあったりしただけで、見て見ない振りをしたり、蓋をしたり、殻に閉じこもったりしがちですが、
「私はこの花を咲かせるの!!」
っていう強い意志を感じる植物たちを見ていると、なんて弱い存在なんだろうと思いますね。
好きなことは好き。
やりたいことはやりたい。
誰かの顔色をうかがったり、出来ない理由をこじつけたり、なにかのせいにしたり、もったいないですよね。私はずっとそうして生きてきたように思います。
でも今は、こうしてサイトを運営してみたり、大好きな小説を書いたりして、すこしずつ皆様の目にとまることで、
「あ、これでいいんだ。」
と、好きなことを形にする自由や喜びを感じることが出来るようになりました。
たった一度きりの人生です。
もっと早くからこうやって生きていたらよかった!!
そう思ったときに、残りの人生が一日でも長くありますように。
私らしい色を表現し続けていきたいと思います。