ハロウィンの終わりに

月が彼方に沈む頃、一年に一度だけ許された悪魔の宴が終焉する。

「今年もとても楽しかったよ。」

雑踏の中で黒い彼らは声を殺して笑い合う。少女の甘い幻想を狂気の渦で奪った悪魔は、イタズラに笑う口元を三日月形に歪めたまま空の向こうへ消えていく。

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ツイッターの「#140文字小説」に投稿した内容を深掘りするコーナー

タイトル『ハロウィンの終わりに』

こんばんは、ツイッターで「地味ハロウィン」というものの存在を知り、「寝不足の人」をハロウィンで演じきった皐月うしこです。(ただ単に寝不足だっただけという諸説もございます。)

すでにバレンタインを追い抜き、クリスマスに次ぐイベントになったハロウィンですが、皆様楽しまれたでしょうか?

ハロウィン限定イベントの開催が出来ませんでしたので、ハロウィンにちなんだ140文字小説を上げてみました。
一年に一度だけやってくる美麗な悪魔集団。
彼らに見初められた少女は、毎年たった一晩限りの逢瀬を彼らと楽しみます。

イタズラに歪められた三日月のような口元に、妖艶な黒い影を感じてもらえればうれしいですね。

「キミがまだイタズラを望んでいるのなら。」

「甘いお菓子をどうぞ召し上がれ。」

新しいキャラさえできそうな悪魔たちへの妄想がつきないのですが、こういうハロウィンなどの季節イベントはいつもと違ったキャラの一面を見ることが出来るので楽しいですね。
来年こそは、ぜひ「トリックオアトリート!」と、Fancy Fieldでも開催できるようにしたいと思います。