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『アリア・ルージュの妄信』外伝を公開

お久しぶりです。皐月うしこです。
大阪文学フリマで単独本を計画していたアリア・ルージュの妄信ですが、色々と自分なりに思うところがありまして結局制作しなかった外伝をこの度、公開することにしました。

公開するきっかけは、アリア・ルージュの妄信を読んでくれる人の声を初めて聞いたからです。
読んでくれている人がいるのはわかっていても、やはり感想というか「読んだよ」っていう生の声をもらえるとすごく嬉しい。私はかなり単純な性格なので、何かしたくなる。

で、外伝を公開することにしました。

愛欲の施設も、最近更新しているブラスタの夢小説も、特別な感想はいらないんです。
私が好きに書いているだけなので、反応いただけるだけで嬉しいんです。
それでも、やっぱり。実際に声を届けてくださる方の気持ちには応えたくなってしまうものですね。

アリア・ルージュの妄信。更新してからの初めての感想だったので舞い上がっています。私にとってはどの作品も等しく同じだけの愛情を注いでいます。
皆様には好き嫌いあるでしょうし、それでいいのです。
それでも、好きという生の声の力を伝えたくて書いちゃいました。笑

創作家は簡単に消えます。
絵描きも文字書きも短命です。

私がこうしてここにいられるのは、皆様の応援と支援のおかげです。本当にいつもありがとうございます。愛すべきファンの皆様へ、これからもこんな感じで私は私の心のままに活動を続けていきます。

外伝『永久(とこしえ)の闇に眠れ』

光の差し込まない闇が全身をおおっている。いつかの光景を夢に見たのか、青紫の瞳を開けた先は指先さえ見えない暗闇の中だった。

「調子はどう?」

苦笑した声は深傷を負わせたときの雰囲気を一掃して語りかけてくる。
実に愉快。
本人は変わらないつもりでいて、いつの間にか変わっている。人間も死神も花や種の植物と同じ、環境が変われば進化する。

「やあ、ダリフォングラット」