群青ニ歪ム偏愛ノ獣たち:歴史
小説のネタバレになるので、こちらで掲載
「群青ニ歪ム偏愛ノ獣たち」の時系列をまとめた設定資料になります。
時系列資料
年齢 | 主人公 | 世界情勢 |
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(14年前) 主人公:8歳 リヒド:12歳 シシオラ:11歳 ゼオラ:11歳 ルオラ:11歳 | 【リャシュカの港街】 スキンベリー娼館に売られ、三匹と出会い、グレイス家の名前をもらって、リヒドが婚約者になる | イザハ帝国の海賊がフォンフェンの森で群青兎の集落をひとつ潰す、サドア国の獣亜人奴隷解放宣言 |
(13年前) 主人公:9歳 リヒド:13歳 シシオラ:12歳 ゼオラ:12歳 ルオラ:12歳 | アルヴィド国王子がサドア国王女との婚約を破棄したため友好関係に亀裂が入る | |
(12年前) 主人公:10歳 リヒド:14歳 シシオラ:13歳 ゼオラ:13歳 ルオラ:13歳 | イザハ帝国がサドア国から奴隷を大量に買い付けたことが話題になる | |
(11年前) 主人公:11歳 リヒド:15歳 シシオラ:14歳 ゼオラ:14歳 ルオラ:14歳 | アストラ大国内でイザハ帝国との関係性を不安に思った国民たちにより内戦があちこちで勃発 | |
(10年前) 主人公:12歳 リヒド:16歳 シシオラ:15歳 ゼオラ:15歳 ルオラ:15歳 | 【グレイス城】 育ての母キキが亡くなり、キャシーが城を去る | アストラ大国の難民が野々国へ渡るための巨大船がイザハ帝国の海賊により沈没させられる |
(9年前) 主人公:13歳 リヒド:17歳 シシオラ:16歳 ゼオラ:16歳 ルオラ:16歳 | 【マーリア村】 土蜘豚=ドグリューとの対戦によりリヒドが失明 群青兎の目を移植する | アストラ大国とイザハ国が戦争開始 |
(8年前) 主人公:14歳 リヒド:18歳 シシオラ:17歳 ゼオラ:17歳 ルオラ:17歳 | 【フォンフェンの森】 人間に瞳を与えたカイオスが追放される | |
(7年前) 主人公:15歳 リヒド:19歳 シシオラ:18歳 ゼオラ:18歳 ルオラ:18歳 | 【グレイス城前】 ファーストキス | サドア国がイザハ帝国の応援要請に応えなかったため、条約違反としてイザハ帝国との関係に亀裂が入る |
(6年前) 主人公:16歳 リヒド:20歳 シシオラ:19歳 ゼオラ:19歳 ルオラ:19歳 | 【マキシオ領】 リヒド成人によりモーガンの部下となる(花婿修行) | キジュカ国の王女がラオ国の王に嫁いだことで、アルヴィド、ラオ、キジュカの三国協定が果たされる、実質サドア国が孤立状態になる |
(5年前) 主人公:17歳 リヒド:21歳 シシオラ:20歳 ゼオラ:20歳 ルオラ:20歳 | 【フォンフェンの森】 シシオラ・ゼオラ・ルオラの三匹が成人し、ルオラが「王」となる | イザハ帝国とアストラ大国が停戦条約を結び、表面上終戦。エイル草による毒薬「エデン」が実戦をもって完成する |
(4年前) 主人公:18歳 リヒド:22歳 シシオラ:21歳 ゼオラ:21歳 ルオラ:21歳 | 社交界「シェインバル」に参加、シシオラ・ゼオラ・ルオラの三匹と正式な番となる、モーガンが首都滞在を余儀なくされる | |
(3年前) 主人公:19歳 リヒド:23歳 シシオラ:22歳 ゼオラ:22歳 ルオラ:22歳 | サドア国内で獣亜人の凶暴化による死亡事件が多発する | |
(2年前) 主人公:20歳 リヒド:24歳 シシオラ:23歳 ゼオラ:23歳 ルオラ:23歳 | 【リエント領】 リヒドとの正式な婚姻が王家によって棄却される | サドア国がアルヴィド国に救援を要請するが見送られる |
(1年前) 主人公:21歳 リヒド:25歳 シシオラ:24歳 ゼオラ:24歳 ルオラ:24歳 | 凶暴化した獣亜人の被害が各地に出始め、シュゼンハイド王国内にも同様の事件が確認された | |
(現在) 主人公:22歳 リヒド:26歳 シシオラ:25歳 ゼオラ:25歳 ルオラ:25歳 | グレイス城 →首都シェイン |
複雑な世界情勢は、地図見ながらじゃないとわからない部分もあるうえに、関係図みたいなものもないと難しい気がしてきた。ただでさえ、主人公の生活はコロコロ変動するというのに・・・種族はもちろんそうだけど、生きるってどこの世界も大変ね。
これだけ複雑だと、各国の主要人物たちで長編が書ける勢い。特にサドア国なんて魅力的じゃない?
ここだけの話。サドア国は女王統治の国で、獣亜人奴隷制度撤廃を実現させた女王には女王になる前、獣亜人の友人(異性)がいたそう。だけど獣亜人と人間は同じ道を歩めないため双方に反対され、相手は死んで(殺されて?)しまった。「獣亜人と人間がともに歴史を歩める世界を」それが女王が女王になった覚悟だったとか。
夫はすべてを知ったうえで結婚し、女王を深く愛している。仲睦まじい姿は国民のあいだでも有名で、それが国民を支えるひとつになっている。二人いる娘も可愛がられて育ったが、アルヴィド国に婚約を破棄された姉娘(当時13歳)は傷心。
母親である女王との関係性が悪化し、19歳で「女王になんかなりたくない」と、家出。そのときにイザハ帝国からの救援要請が来たので無理だった・・・うぅ・・・妄想がたぎる。その四年後、長女が行方不明のまま自国内で獣亜人による謎の事件が多数勃発する・・・ええええ・・・なんて障害の多い女王様の人生。
まあ、本編には関係ない話なので、皆様の妄想の足しにでもしていただけたらと思います。