作品と作者を連想させられる作家になりたい
こんにちは、皐月うしこです。
人肌が恋しい季節ですね。
これから冬にかけてますます人肌が恋しくなっていくことかと思います。逆ハーレム小説を書いていると、特に頭の中で妄想が大暴走していってしまうのですが、作者さんによって好きな季節や風景はものすごく作品に影響しているように思います。
私の場合、秋から冬にかけての季節感と満月が放つ光の強さがとても好きなので、本当に自分でも「またかよ」と突っ込んでしまうほど、ことあるごとに月の描写を出してしまいます。そして始まりは意識しないといつも秋か冬になってしまうので、最初の構成を組むときになるべく春や夏、もしくは季節のない世界を意識して作ったりします。
文学部を出たわけではありませんし、国語の成績が特によかったわけでもなく、読書感想文で選ばれたこともないので、元から文章を書くのが得意だったわけではありません。正しい文章の構成も書き方もはっきりいって、わかりません。
すべて独学で、私の頭の中では思い描いている風景や情景をどうすれば伝わるのかと日々試行錯誤しています。
なので、結構私の「クセ」が気づかないうちに文章に繁栄されていますね。
とくに文末の「て・に・を・は」が抜ける傾向にあることと、関西特有の省略言葉や方言を多用しているみたいです。
「絵・イラスト」とひとくくりに言っても、作者によって筆も違えば、色の出し方も違うもの。線の太さも違えば、タッチそのものも個人差がありませう。
「音楽」もそうですよね。切ないメロディーが得意な方もいれば、激しく熱い曲が好きな人もいる。
だけど一番すごいと思えるのは、いろんなタイプの絵を見たり、曲を聞いたりしても
「ああ、やっぱり。この人が作ったのね。」
と、良くも悪くも作品と作者を読み手側に紐づけてもらえること。
それこそが私は職人なのではないかと思います。
その職業でお金が発生した時点でもう仕事ですし、プロはそれを完遂させる人のこと、職人はその世界を追求して真髄を追い求めていくことなのではないしょうか。あくまで個人的な意見なので、私がもっと人生経験を積めばこの考え方も変わるかもしれませんが、いまのところはそう感じます。
私の書いた記事や物語や小説が、いつか誰かの目にとまったときに「皐月うしこ」という存在を連想してもらえるくらいに頑張って作品を積み重ねていこうと思います。
ちりも積もれば山となる。
やる前からできるかできないかを悩むよりも、やってみたらできるかもしれないので、やはり私の中での今年の秋キーワードは「挑戦」なんでしょうね。ちなみに今年一年の目標は「忍耐」です。