バビロイ公国の人々
バビロイ公国
首都:バビロン
反ハーティエストを掲げる「純」人間の独立国家。生命師の存在を批判し、絶対神バイパラを崇める宗教国家でもある。
司教と公の共同政治で、隣国のライト帝国との論争が近年激化しつつある。
国民たちは、近年の政治の在り方に疑問を感じ始め、若いものを中心に司教への期待が高まっているらしい。
《公》パードゥン・バビロイ
・年齢:52歳
・出身国:バビロイ公国
・首都:バビロン
・ハゲ頭で球体に近い丸い巨体をしている。
食べることが大好きで、歩くのは遅い。小心者で頭も悪いが、家族は大事にしており約束も守る。国民からは絶対神バイパラの末裔として崇められているが、その実、金に物言わせる嫌な性格をしている。
《公妃》パーティ・バビロイ
・年齢:54歳
・出身国:バビロイ公国
・首都:バビロン
・宝石まみれの派手なマダム。
夫とうり二つのシルエットだと言われているほど球体に近い巨体が特徴。宝石、ブランドが大好きで、贅沢三昧な暮らしを送っている。おかげで、年々市民の税金はあがり、貧困者が増えているとのこと。
《皇子》ハウ・バビロイ
・年齢:15歳
・出身国:バビロイ公国
・首都:バビロン
式典で主人公に一目惚れしたらしい。そして生命師を妻にめとることを宣言したせいで、国民の反感を買ってしまった。
皇子であることを自慢、常に人を見下しているという最悪王子様。甘やかされて育(ちすぎ)たため、ワガママで融通がきかない。
ハティ以下、ライト帝国の人々からは「ハム」王子だとからかわれている。
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絶対の神 バイパラ
かつて、この世界を創造した神とされている。世界はこの地より始まり、人間はすべてバイパラの加護の元に生かされていると信じられている。与えられた命は人間とそれ以外に分けられ、命を自由に操る生命師と彼らによって強制的に誕生するハーティエストはこの世の悪として認識している。
信仰心は熱く、バイパラの末裔として公一族への忠誠心も深い。
《司教》クレア・バーディ
・年齢:24歳
・出身国:バビロイ公国
・出身地:不明
歴代最年少司教。冷静沈着で容姿端麗。
腰まで伸びる長い髪はサラサラで美しく、物腰も柔らかい立ち振る舞いのせいで、よく女性だと勘違いされる。しかし、口を開けば芯の通った男の声のため、そのギャップにはまる女性が後をたたないとか。
バイパラ神への信仰を口にしているが、実際は現実主義で、いつも人間にとって一番よい道を考えている。
バビロイ公一家の暴君ぶりに嫌気がさしている民たちは、この若き司教に将来を期待している。