逆ハーレムの定義
逆ハーレムであれば何でもいいのかと問われると、そうでもないのが複雑なところです。
これはあくまで個人的主観になりますが、女性が好きそうな逆ハーレムの定義がいくつか存在しそうなので書き出してみることにしました。すでに周知の部分も定義の中に含まれますが、お好きな作品を想像しながらざっくり読み流していただきたいと思います。
定義1：主人公は魔性である
一度その存在を知れば、誰もが気にせずにはいられなくなる魔性さを持っているのが主人公です。
主人公はひとりであることがまず前提です。ダブル主人公な展開はありません。
主人公の性格や容姿は物語によって様々です。
少女漫画などは逆ハーレムの要素を含んでいる場合が多いですが、かならずしも異性ばかりが周りを取り囲んでいるわけれではありません。
ゼロサムやスクエアエニックスの作品の中には、女性を連想させるような性格や守りたくなるような少年を主人公として逆ハーレム展開されているものもあります。また、恋愛要素のない展開で単にイケメンがイケメンに囲まれるというシチュエーションも存在します。
（例）
・セブンゴースト
・不機嫌なモノノケ庵
・魔界王子
定義2：相手は一人ではなく二人以上
最終的に誰か一人と結ばれるとしても、そこまでにたどり着く過程で複数の異性に好感をもたれます。もしくは贔屓されたり、甘やかされたりします。
取り囲むキャラの性格は様々ですが、現実世界ではおおよそない展開といえるほど、ほぼ全員と心を通わせることになります。逆ハーレムの主人公にコミュニケーション能力がない場合は、相手側から近寄ってきてくれます。そのうち、嫉妬されるほど好きになってもらえたり、参加したくもない事象に巻き込まれたりしていきます。
（例）
・ヤマトナデシコ七変化
・桜蘭高校ホスト部
定義3：イケメンもしくはスペックが高い
取り囲む異性は総じて見目麗しく、何かしらの特技をもっています。頭が良かったり、公平に人と接することが出来たり、仲間が大勢いたりと性格面でも「賢い、優しい、器が広い」人が多いです。それでいて、お金持ちであったり、圧倒的に強かったり、それなりの地位や権力を持っていたりするので「類が類を呼ぶ」ハイスペックさが目白押しです。
もちろん他の女性からモテまくったりしますが、主人公以外には目もくれないほどに一途です。
定義4：思わず応援したくなるような、支えたくなるようなものを胸の内側に秘めている。
夢や野望を語るだけでなく、実現させるために努力をしている姿が素敵なのです。世界のためでも、国のためでも、自分のためでも、家族や友人のためでもいいので一生懸命に何かを追求し、自分に厳しい姿に惚れるものです。
敵となる存在には、その志を主人公とよく天秤にかけられたりしますが、かっこいいセリフで両方手に入れてしまうのです。
（例）
・うたのプリンスさま
・薄桜鬼
定義5：ライバルに主人公は奪われる
どうしてか主人公は色んな人を魅了してしまうので、ときにライバルにその身柄を拘束されたりしてしまいます。もちろん窮地に追いやられた主人公を助けに来てくれるのは、いつだってともに過ごす仲間であり、愛しい彼らなのです。
（例）
・聖闘士星矢
・北斗の拳
いかがでしたでしょうか。
逆ハーレムはそれぞれに創意工夫が見られるので、どの作品も楽しく見ることができると思います。