王女の涙(かたられる宝石たちの秘密より)
この作品は、2020年5月発行「かたられる宝石たちの秘密」に収録されました。
王女の涙歴史書に残る文面の欠片でも、当時を生きる人々にとっては一生を左右する濃密な時間だったりする。つまり「跡継ぎのいなかったシルビア国は盗賊と ...
双璧の勾玉(かたられる宝石たちの秘密より)
この作品は、2020年5月発行「かたられる宝石たちの秘密」に収録されました。
双璧の勾玉カシャンと、中が空洞で出来た簡素な飾りが音を立てて美晴の手から落ちた。元来は鈴としてその役割を果たしていただろう道具も寂れたのか、乾い ...
密瓶(かたられる宝石たちの秘密より)
この作品は、作曲していただきオリジナル曲としても発表されています。
2020年5月発行「かたられる宝石たちの秘密」に収録されました。
古い図書館のように時代の息を感じる不思議な空間では、年季の入った木製の窓枠か ...
北の王子と水中の踊り子(うばわれた人魚たちの栄光より)
この作品は、2019年9月発行「うばわれた人魚たちの栄光」に収録されました。
北の王子と水中の踊り子海に溶けるほど青い自慢の長髪を揺らして、彼女はクルクルと踊っていた。水中都市を旅する曲芸団の踊り子レリーニャは全人魚の憧れ ...
煙突掃除夫の小さな宝石箱(うばわれた人魚たちの栄光より)
この作品は、2019年9月発行「うばわれた人魚たちの栄光」に収録されました。
煙突掃除夫の小さな宝石箱その小さな宝石箱は古い暖炉の裏側に隠されていた。
特別見つけようと思って見つけたわけではない。それはただ偶然、煙 ...
打ち上げられた王子様(うばわれた人魚たちの栄光より)
この作品は、2019年9月発行「うばわれた人魚たちの栄光」に収録されました。
打ち上げられた王子様砂浜に打ち上げられた人の半身が魚だった場合、どう対処すればいいのだろう。
「え、なに?」
未知なる生 ...
閉じ込めたいほど愛している(ありふれた魔女たちの日常より)
この作品は、2018年9月発行「ありふれた魔女たちの日常」に収録されました。
閉じ込めたいほど愛している街のシンボルとなっている大聖堂は、一ヶ月前から物々しい雰囲気に包まれていた。
歴史ある造形美の中で奏でられる讃 ...
喫茶店で冷めないコーヒーを(ありふれた魔女たちの日常より)
この作品は、2018年9月発行「ありふれた魔女たちの日常」に収録されました。
喫茶店で冷めないコーヒーを永遠に冷めないコーヒーなんてこの世にはない。時間がたてば自然に湯気は消え、カップの中味を飲み干すころには最初の熱さなん ...
百年待ちの魔女(ありふれた魔女たちの日常より)
この作品は、過去にYoutubeにて朗読、小説家になろうにて短編掲載をおこなっております。
2018年9月発行「ありふれた魔女たちの日常」に収録されました。
森の奥深くにある、その小さな店は不思議なも ...
さっそく1作品お披露目です。
こんにちは、皐月うしこです。
近日といいながら、翌日には1作品目を公開するという・・・いつも通りの滅茶苦茶アナウンスで申し訳ありません。
パンドラシリーズのギフトを公開しました。
苦情は受け付けません。でも ...



