十六夜の帝王
暗い闇の中で神々しく煌く月を携えながら、彼はひとりそっと口を歪める。
闇に溶け込んだ黒い顔で吐き出された息の重さに、思わず彼を崇めていた足達が一歩さがった。
「待ちくたびれたぞ。」
その瞬間、闇は影とな ...
小説の書き方
小説の書き方を聞かれたので、久しぶりに真面目な話を書いてみようと思います。
(※あくまで独学による個人の見解です。現在の私なりの書き方を述べているだけですので、苦情は一切受け付けません。)
私の小説の書く手順は全部 ...
親愛のセレナーデ
モノトーンの鍵盤を叩いていると、いつも浮かぶ情景がそこにある。
「あなたが弾くとまるで物語ね。」
あの人は確かにそう言っていた。これだけ灰色に染まった世界の中で、瞼の裏に映る譜面だけが鮮やかに色づいている、と。 ...
Twitter連載小説「假素魔家の日常」始めました
こんにちは、皐月うしこです。
ツイッターで140文字小説を更新してきましたが、ついに連載にまで手を出してしまいました。
その名も「假素魔(カリスマ)家の日常」
ツイッターのモーメントで一気に読む ...
海の青さに
永遠に混ざり合うことのない世界を見つめながら男はそっとつぶやく。
「まるでキミと僕のようだ。」
違う性質をもちながら同じ特質をもつからこそ、どこまでも飽きることなくこの思いは広がっていくのだろう。
見る ...
ハロウィンの終わりに
月が彼方に沈む頃、一年に一度だけ許された悪魔の宴が終焉する。
「今年もとても楽しかったよ。」
雑踏の中で黒い彼らは声を殺して笑い合う。少女の甘い幻想を狂気の渦で奪った悪魔は、イタズラに笑う口元を三日月形に歪めた ...
極短小説「背中合わせのあなたへ」をUPしました。
久しぶりの極短小説を書いてみました。
「夜蝶」以来の短い小説となりますが、まあサクッと読んでみてください。世界観は独特ですが、何か感じてもらえればいいかな・・・
「人はなぜ生涯をかけて一人の人を見つけるのか」
彼岸花の横顔
支えようと伸ばした手を思わず握りしめる。
「待っててね。もう少し、だから。」
今にも崩れ落ちそうな面影に、必死で笑顔を作るその姿に、何も言い返すことが出来なかった。
「うん。」
無力だと ...
逆ハーレム作品:薄桜鬼(はくおうき)
2008年9月18日にオトメイトさん(アイディアファクトリー)から販売された女性向け恋愛アドベンチャーゲーム(乙女ゲーム)「薄桜鬼(はくおうき)」
》》さっそく、dアニメストアで「薄桜鬼」を観る!!
もはや有名 ...
サイト内を一部変更しました。
サイト内を一部変更しました。
まず、昨日お知らせしたとおり、サイト上部に更新情報を固定させました。
基本的には小説の更新情報があった場合のみ変更する予定です。こういったお知らせや他の記事を更新した場合は、特にサイト ...